現役ヘッドハンターが教える転職成功ドリル

ヘッドハンターとして転職支援や人材紹介を行っている中で気づいたことをアップしていきます。

転職のベストなタイミングと転職しない決断

こんにちは!

 

コロナ以降、転職活動をされる方が増えたように思います。

会社理由だったり、自己都合だったり。

理由は人それぞれ。

 

今回は、「本当にいま転職はすべきなのか?」ということを、

エージェント的な視点からお話します。

 

私がエージェントにやっていて思うのは、

転職のタイミングを考えないと取り返しがつかなくなるという事。 

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では、転職を焦ってしまうと何が起こる?

  • 入社後の短期離職
  • 短期離職により転職先が見つからない
  • 短期離職後に転職し年収ダウン

 

だいたいよくあるのは上記3つです。

色んな候補者さんとお話ししますが、

話を全く聞かずに焦って決められた方は

だいたい転職後すぐにご相談があります。

 

では、人はなぜ即決してしまうのか?

即決してしまう理由は、

  • 年収&役職が期待よりも高かった
  • 既に退職して転職に焦りを感じている
  • 現職を今すぐ辞めたい(精神的、肉体的苦痛により)
  • たくさん応募したがうまくいかない
  • 知り合いがいるから

などなどです。

 

では、本題である"タイミング"とはいつなのでしょうか。

状況によって異なります。

 

前提条件として、現職で就業中の方に絞って話をさせて頂きます。

 

 

上記2点以外で考える転職のタイミングを考える際に重要なのは以下5点です。

  1. 現在のご年齢
  2. 現職での在籍期間
  3. 転職市場の状況と就業先の状況
  4. 求人案件のレア度
  5. 今すぐに転職しないといけない状況なのかどうか

 

~現在のご年齢と在籍期間~

■1社目の方

35歳までに一度は転職を経て、別の環境でも経験を積む方が転職をする際に優遇されることがあります。

40歳前半まで1社だと逆に新しい環境での適応能力などに不安を感じられ、御見送りされるケースもございます。※あくまで一例です。

■2社目以降の方

直近の会社や今までの会社で1~2年のスパンで転職されていらっしゃる場合は、短期離職を疑われるので現職で3年以上は勤続された方が良いです。

少し前までは年齢の十の位マイナス1くらいが転職回数のスタンダードと言われていたそうです。

(例:40歳の場合3社経験がベター)

しかし、今の時代は40歳代で4社~5社は普通です。

 

・20代~40代前半

焦らずとも転職がスムーズにできるご年齢なので、「年収が高いから」や「なんとなく」などで選ぶのはやめましょう。

後々なぜその会社を選んだのかを転職活動で尋ねられた時に答えにくくなります。

もし転職を少しでも悩まれている方がいらっしゃれば、私の経験から43歳までに転職活動をされるのがおすすめです。

なぜかというと、書類通過しやすいのがこのご年齢までとなっている企業が多いからです。

 

・40代後半以降

少し忍耐のいる転職活動になりますが、転職できない訳ではないので即決厳禁です。

このあたりから焦りが出てしまい、即決して入社後に早い方だと1週間で辞めている人もいます。

その結果、仕事がなかなか見つからず、1年間離職期間が続き派遣社員として繋ぎながら転職活動をされている方もいます。

そうなると正社員に戻りづらいので、即決はダメです。

 

・50代前半以降

1歳くらい変わっても大差ないので、1年待ってでも納得のいく案件を探しましょう。

皆さんが使われているハイクラス求人を取りつかわれる転職サイトなでで企業の社長などから直接ヘッドハンティングの連絡がありますが、しっかり情報の正確性を確認したうえでご入社ください。

エージェントから案件が届きにくいご年齢となり、直接スカウトに目が行ってしまうのですが、かなり失敗されている方が多いです。

入社までに入社後のイメージをしっかりつかめるまでは意思決定をなさらぬように。

 

~転職市場の状況と就業先の状況~

転職しよう!と考えた時の理由にもよりますが、

「会社の業績が悪いから」というご理由の方は特に転職市場の状況をエージェントから聞いて頂くのがベストかと思います。

なぜかというと、理想と現実のギャップを埋められるからです。

特に20代の方に多いのが、理想が高すぎることです。

経験を積めば積むほど、外の世界を見ることで「現実」を知ることができます。

理想ばかり高くなってしまうと

「二兎を追う者は一兎をも得ず といった状態になります。

何かを得るためには何かをあきらめないといけない。

そんな場面に出会ったときに納得できるかどうかは、情報を持っていればこそです。

転職活動はビジネスと同じ。情報戦です。

以下に多くの情報を持ち、結果に結び付けられるかが勝負のカギです。

 

~求人案件のレア度~

レアといってもエージェント以外にはなかなか分かりにくい表現なので、

どのような案件がレアなのかをまとめてみました。

  • 通年採用の案件ではなく、なかなか採用をしていない企業の案件

転職サイトによく載っている案件でも実は新規増員の場合もありますので、

判断される前にエージェントに確認を頂くことをお勧めします。

新規事業やベンチャーなどではなかなか部長職など出てきづらいので、

もし御興味があれば早めに応募必須です。

私が担当していた案件は応募から2週間で採用まで進んだ経験もありますので。

タイミング(縁)を掴むかどうかは自分次第といったところです。

  • 本来であれば、業界経験がないといけない業界へのチャレンジができる案件

例えば、製薬や医療機器など業界経験がないとなかなか書類すら通過しないのですが、

たまに業界経験問わずで案件が出てくることがあります。

その場合、募集も短期間に多数集まりますので、お早めの応募を頂く方が良いです。

 

レアな案件は早めの応募をお勧めします!とお伝えしておりますが、

興味も関心もなしでとりあえず応募ということは絶対に辞めましょう。

熱意がなければ面接に行っても受かることはできませんし、その時間を別の企業の面接の時間に使っていただきたいです。

 

~今すぐに転職しないといけない状況なのかどうか~

家庭のご事情、パワハラ、倒産、事業縮小による人員削減etc

いろいろな事情はあるのですが、できるだけ現職に在籍中に転職活動を行っていただきたいです。

なぜなら、そんなに転職がうまくいくとは限らないからです。

転職先が決まらなければ、だれでも焦りますし、なんでも即決してしまいます。

何か一つでも余裕を持たないと適切な判断ができなくなるため、

計画的に転職活動を行て頂ければと思います。

今まで我慢してきたことであれば、後数カ月だけ辛抱しましょう!

「我慢」「辛抱」について違いをいろいろな方が話されています。

 

「我慢」とは仏教の言葉で本来の意味は「我に執着し、人を軽視し思い上がること」だそうです。「なんで自分がこんな目に合わなければならないんだ」と言っているような状態かと思います。

「辛抱」はどちらかというと、「辛さを受け入れその先を見据えながら過ごす」ことのようです。いろんな方の言葉を私なりに言い換えてみました。

 

これまで「我慢」されてきたかもしれませんが、これからは「辛抱」が大事です。

辛さを認めましょう。その上で、幸せになれる方法を考えましょう。

嫌なことばかり考えているより、幸せな将来を考えている方がシンプルに楽しいです。

 

色々と申し上げましたが、転職を焦る必要は全くありません。

退職後に転職活動がうまくいかず経済的にしんどくなることはありますが、

生きるための手段はたくさんあります。

転職活動中にアルバイトや派遣で繋がれるのでも全然いいと思います。

 

何事にも当てはまることですが、

決断の際にはその後もしっかり見据えて納得いくご決断を!

 

 

このブログがいつか誰かの良い転職に繋がることを祈っております。